なかの施設周辺の桜も終わり、新緑のまぶしい季節になりました。
アジサイの会、5月の作品は“かきつばた”です。
3月の梅に引き続き、尾形光琳の燕子花図(かきつばたず)風に金屏風に見立てた背景にかきつばたを一面に咲かせました。
内職として、青紫色に染めた障子紙をちぎっていただき、それをかきつばたの下絵に貼り付けていただきました。
その上から、黄色の筋を書き足し切り抜いてまずは完成です。
あとは茎、葉を切り出して、お好きなように配置していきました。
今回の構想としては、「せっかくだからちょっとアレンジして、太鼓橋をいれてみよう」という事になりました。
太鼓橋を担当したのは、新弟子のAさん(職員)です(笑)。
いつも背景を担当してくださる師匠S様の御指導の元、緊張しながらまずは下書き。
恐る恐る絵の具で色を乗せていきました。
周りではアジサイの会のメンバーの皆さんも固唾を飲んで、見守ってくださっていました。
慣れてくると徐々に筆に勢いがつき、見事に書きあげてくれました。
完成した作品を持ち上げて見てみると、感動のあまり涙される御利用者様も。
今回も、ステキな作品が完成しました。